視線は、常にお客さんに向けて。巨大なアニメビジネスを支えるプロフェッショナルたち。
#3 アニメ担当陣インタビュー
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「ソードアート・オンライン」「四月は君の噓」など、たくさんのアニメ作品を手掛けるほか、スマートフォン向けゲームの『Fate/Grand Order』や『マギアレコード 魔法少女まどか マギカ外伝』の配信など、アニメビジネスの可能性を拡げているアニプレックス。いま、勢いのある会社アニプレックスで仕事をする4人にお話を伺いました。
コバ (2010年入社)
(株)アニプレックス ライツ事業第1グループ
しょーちゃん (2012年入社)
(株)アニプレックス 企画制作第2グループ
だやま (2015年入社)
(株)アニプレックス ライツ事業第2グループ
ノギ (2005年入社)
(株)アニプレックス 企画制作第2グループ

たくさんの部署を横断して、「一つの作品」をつくりあげていくチーム。

—まずは、それぞれの役職と仕事内容について簡単に教えて下さい。
コバ
僕は、アニメ関連のグッズを作る部署にいます。主に担当しているのはスマートフォン向けゲームの『Fate/Grand Order』や『夏目友人帳』といったタイトルなどです。担当するタイトルごとに「このファンたちはどんなグッズを喜ぶのだろう?」ということを考えながらつくることを心がけています。
しょーちゃん
僕は3年間、営業部で販売推進戦略を提案する部署にいたのですが、いまは、プロジェクト推進部の立ち上げに参画して、そのプロジェクト推進部内で宣伝を担当しています。
だやま
私は、海外の取引先との渉外をする海外ライセンス部という部署にいて、台湾・香港に対する営業を担当しています。現地の配信会社や映画配給会社、エージェントへアニメのいろいろな権利を販売するほか、サイマル配信の事前準備、担当地域のイベント協力のため出張に行くこともあります。
ノギ
僕は、ソニーミュージックの別のグループ会社に6年ほどいてから、アニプレックスに異動しました。現在はプロジェクト推進部とデジタル事業部を兼務しており、主にスマートフォン向けゲームのパブリッシングに伴う業務を担当しています。
—アニプレックスの中にもいろいろな部署があるようですが、みなさんはそれぞれの部署を横断して仕事をすることもあるのでしょうか?
ノギ
スマートフォン向けゲーム作品のパブリッシングに伴う業務を僕は行っていて、「しょーちゃんはその宣伝を担当。コバはそのグッズ展開をしていくチームとして参加しますし、海外での展開をするときは「海外ライセンス部」であるだやまたちが担当するなど、たくさんの部署を横断して一つの作品に関わっていますよ。

海外でも愛されるコンテンツに育てるための努力。

—だやまさんは海外への渉外を担当しているということですが、海外のアニメイベントでは国によって反応は違いますか?
だやま
「このシナリオが好き!」「このキャラが好き!」のようなコンテンツの愛され方自体は似ているのですが、熱狂の仕方やリアクションは国ごとに違いがあっておもしろいです。国ごとにリアルイベントの反応を見てから、その後の展開アプローチや制作サイドへのフィードバックを考えたりするようにしています。
—コンテンツを海外展開していく上で、大変なことはありますか?
だやま
どうしても物理的な距離があるので、それは大変ですね。日常的に会えない分、やりとりが細やかでないと、認識に齟齬が生まれてしまいがちなので、そこは苦労しています。

なので、「こんなはずじゃなかった!」ということにならないように、一つひとつを丁寧に仕事するように心がけています。あとは、出張で行ったときの現地スタッフとのコミュニケーションや、現地でのイベントを視察したときの印象は大事にしていますね。


—苦労も多い仕事だと思いますが、どんなときに仕事のやりがいを感じているのでしょうか?
だやま
海外ならではのハードルを自分の力で乗り越えたときですかね。現地の商品の監修などで日本国内の関係者に確認を取るのですが、準備のないまま提出するとNGを食らうこともしばしばです。現地ならではのマーケット環境やファンの要望も加味した綿密な資料を提出して、それが最終的に権利元から全部OKですという返答をいただいた時は「あぁ、やりきったなぁ!」という喜びがあります。

やりたいことを具現化するチャレンジがある環境こそが、やりがい

—みなさんも仕事をする中で、やりがいを感じる瞬間はありますか?
コバ
グッズの担当が宣伝や制作と違うのは、売上として数字がストレートに出るということですね。ファンに行き渡る適性数を考えて、大きい額を売上げて会社に貢献できたときにやりがいを感じます。

担当している人間ごとに考え方が違って、グッズの作り方もまったく違うなかで、大きな結果が出たということは、売上額はともかく、自分の考え方がきちっとハマって、お客さんも喜んでくれたということにつながるので達成感があります。
しょーちゃん
宣伝チームは個人の裁量で自由に動きやすいチームです。プロジェクトごとの一番大きな案件は、上長に見てもらうのですが、細かい部分はそれぞれの裁量でやれてしまう。そういう意味では、自分がやりたいことを具現化するチャレンジがある環境こそが、やりがいですね。


—なるほど。しょーちゃんさんの発案で実現させた事例があれば、ぜひ教えてください。
しょーちゃん
しょーちゃん:例えば、『Fate/Grand Order』のイベントで「FGO冬祭り 2017-2018 ~冬のファラオ大感謝祭~」という地方巡業イベントをやっているのですが、メインとなるキャラクターやストーリーを考えてきました。自分の考えたテーマが、具現化されていくのは痛快ですね。

ただ、イベントに向けて準備をしていると、だんだんと周りが見えなくなってきて、直前になると「これで本当にいいのだろうか?」なんて不安に思ってしまうこともあります。ただ、悩むほど考え尽くしているからこそ、イベントに来場したお客さんの表情を見て「あぁ、ちゃんと楽しんでくれている!」とわかる瞬間は、とてもうれしいですね。

100点の正解がないからこそ、悩み続ける仕事。

—フタをあけてみるまで、結果がわからないのは不安ですね。
しょーちゃん
そうですね。僕たちの視点は、お客さんたちに向いているので、BtoBじゃなくてBtoCの感覚を大事にしています。プロジェクトを発表した時に予想通りに良い反響があったとか、逆に反響がなかったとか、そういうのを繰り返しながら次に活かしていきます。
ノギ
毎回そうだよね。必ずうまくいったと思ってもどこかに課題と反省が見つかるし、どこまでやっても100点がないと思うんです。だからこそ、毎回きちんとレビューして次に活かしていく、ということを続けています。
-「出来るだけいいカタチ」でお客さんに伝えたいと考え抜くのは、タイトルに対しての愛があるからこそなのですか?
ノギ
そうですね。ビジネスの商材としてだけでアニメを見るようになってしまうとどうしてもつまらなくなってしまいますので、自分自身もアニメを見たりゲームをやったり、その業界で何がおもしろくて何が流行っていて、みたいな所を常に体験するようにしていて、それを仕事に活かしていくことも大切だと思います。

コンテンツの愛が強くて、本当に細かいところまでわかっている人たちばかり。

—アニプレックスならではの強みはなんだと思いますか?
ノギ
例えば『A-1 Pictures』というアニメーション制作スタジオがグループ会社にある点は、他社にはない強みだと思います。非常に優秀なMDチームが社内にいたり、海外の窓口を持っていて直接交渉できたりするのも、優位性があると思います。

優秀なスタッフがそろってることもありますが、ソニーミュージックグループ内であれば、他の部門で活躍した経験のある人もいるので、可能性の幅が広がっています。
しょーちゃん
僕がアニプレックスで良かったなぁと思うのは、仕事の軸がアニメ、ゲーム、音楽、などいくつかあるので、たとえ一つのビジネス領域で行き詰まっても、別の開拓する道があるというのは救われる部分がありますね。
だやま
みんなコンテンツの愛が強くて、本当に細かいところまでわかっている人たちばかりなことがアニプレックスの強みかなぁと、私は思います。息抜きに他社のイベントに行ったり、好きなタイトルの作品を見に行ったりと、私生活でもアニメ漬けなことが多いのですが、それを両立できる部分が会社の空気感としてあるのがうれしいですね。
コバ
僕は、グッズを制作するときも「アニプレックスだからつくれるグッズ」にこだわっています。変なグッズと言ったら語弊があるかもしれませんが、他社では絶対につくらないようなものをつくりたいと思っています。

基本的には自由なアイディアをフラットに提案させてもらえていて、権利元さんともかなり自由に意見を交わせる環境があるので、その風通しのよさはアニプレックスの強みだと思います。もちろん、売上に結びつけなければいけないのは当然ですが(笑)。

そして、全ての人にリスペクトを持っていることですね。

—最後に質問をさせてください。アニプレックスで働く上で、必要な素養とはなんでしょうか?
コバ
やはりユーザー目線を持ってないといけないとは思いつつ、ビジネスパーソンとして冷静な視点が必要ですね。「単純にアニメが好きでアニメの制作になりたい」だけだと、もしかしたら辛いかもしれないですね。

制作部署も宣伝部署もできないことの連続なんですよね。色んな企画は出しても、結局その作品に合わないというようなギャップがあるので、やっぱりそこは理解しておいてもらえたらなと。

しょーちゃん
例えばイベントにしても1から10まで、すべてやらないといけないですから、企画だけ提案して、「ざっくりとこんな感じで進めてくださいー」ということにはなりません。小さいこともコツコツと積み重ねていける人がいいかなと思います。

そして、全ての人にリスペクトを持っていることですね。制作されたものを実際に世の中に広めていくのは、そのコンテンツを販売している販売店ですし、その販売店に担当セールスが営業して展開しているわけですので、関わっているスタッフときちんとコミュニケーションを取ることの大切さを理解している人がいいですね。
ノギ
入社すると一つの作品だけではなく、様々なジャンルの作品に関わるので、ひとつのジャンルや作品について詳しいことも重要ですが、幅広い視野を持った人にも入ってきてもらえたらなと思います。
ノギ
それに、アニプレックスでは基幹となるアニメーション制作以外にも色々なビジネスを展開していますので、そこを目指す人が多くなるとうれしいですね。
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