JOB TYPE & INTERVIEW 職種紹介・社員インタビュー
JOB TYPE - 01
A&R

Taichi
株式会社ソニー・ミュージック
レーベルズ
A&R
2011年入社

これまでの経歴を簡単に教えてください。
2011年4月 営業部門:パッケージ(店舗)担当
2014年4月 マーケティング部門:パッケージ担当
2016年2月 制作部門:A&R

仕事の魅力や、やりがいを教えてください
自分やチームで考えた企みを世の中に表現して是非を問えることです。世間一般に言われるマーケティング・企画・戦略から実行までをワンストップで裁量をもって行えることは、大変だけどやりがいも大きいです。基本的には人を喜ばせ、幸せにするためのものを扱えていることにやりがいに感じています。
また、それらの実際の反応が、世間から感じられたり、お客様から受け取ることができたときには、とても素敵な気持ちになります。
いちばん印象に残っているエピソードを教えてください
デビューから担当しているアーティストのライブに、おそらく初めてライブに来たような10代前半の方が、不慣れな様子でご両親と一緒に来られていました。ライブが始まってからずっと、泣いているのか笑っているのかわからない、とても素敵な表情で一曲一曲に反応している様と、その様子をさらに素敵な表情で見守っていらっしゃるご両親のお顔を見たときに、すごく素敵な仕事ができているな、と嬉しい気持ちになりました。
ソニーミュージックグループでよかったと思うのはどんな時ですか
担当している業務の性質上、絶対的な正解というものがわかりにくいことが多いからこそ、自分なりの仮説をもって世の中に対してこんなことを企んでやろう、というある種の野心やいたずら心みたいなものが活かせるのはよかったと思います。また、そんな内容の仕事だからこそ、比較的どんな立場の人でもお互いの意見をフラットに伝えあえる風土があって恵まれているな、と感じることが多いです。

あなたの仕事にはどんな人が向いていると思いますか
世の中の色々な物事に対して好奇心をもち、色々な事象に対して自分なりの問いと仮説を立てることができる人だと、楽しんで仕事に取り組めるように思います。あとは物事をやりきる力も大事なので、多少気合と根性があれば、なお良いのではないでしょうか。
就活生のみなさんへメッセージをお願いします
進路の選択肢はものすごくたくさんのパターンがあるとは思いますが、新卒での就職活動は基本的に一度しかできない経験ですし、いろいろな種類の人間に会える結構貴重な機会だと考えます。その後の進路にかかわらず、楽しんで取り組めるといいのではないでしょうか。
1月
戦略/プランニング
アーティストやコンテンツが、どういうブランディングでどういう特性の人たちに、どんな手段を用いてどんなタイミングで訴求していくか、どんな結果を目指すのかの戦略をつくります。その戦略をアーティストほか、ステークホルダーに提案。提案に対して賛成・反対、それならこうしたほうがいいだろうなど十分協議して合意をとっていきます。
2月
制作作業
メインの商品となる楽曲を、戦略の狙いを基に制作(選定)していきます。A&Rは自分で曲をつくるわけでも歌うわけでもないですが、目指す狙いがぶれないように、作詞作曲をする人、編曲をする人、録音をしてくれる人、録音したものを整える役割の人それぞれに対して、ゴールとビジョンを提示しながら、制作を進行していきます(各役割のどこまでをアーティスト本人が担うかは、そのアーティストの特性によります) 。
3月
制作作業/リリースの仕込み
出来上がった作品を人に伝えるためのアートワークや、ミュージックビデオを制作。この際にも、上記の楽曲制作と同様に、ゴールがぶれないようにかじ取り役を担います。同時に、作品/アーティストを実際に宣伝するために動いてくれる人や営業をしてくれる人、場合によってはタイアップなどのリレーションを行う人たちに、今回のリリースの狙いなどを共有し、必要なこと/できることを一緒に精査して、戦略の具体的な実行計画を組み、作品が世に出るまでの状況をつくります。
4月
作品リリース
リリースに併せて練っていた実行計画に基づいてアーティストの宣伝稼働を行ったり、実際に作品が世に出たときのユーザーの反応によって計画を微調整したり、次々と新しいアイデアを提案します。
5月
作品拡売
上記のように、世に出た作品が人々にどのように受け入れられているか、どんな反応を見せているかを注視して、より多くの方に、より長く作品を好んでもらえるようにいろいろと施策を実行します。
6月
さらなる作品リリース
世に出た作品や、それに付随したアーティストの稼働の結果を受けて、さらに最初の戦略策定に戻り、次のリリースの準備を始めます。
